HUAWEI E355(USBモデム)をモバイル・ルーターとして使う

以前SIMフリーのUSBモデムHUAWEI E355を購入した話は書きました。HUAWEI E355の特徴は、USBモデムですからUSBから電源を取ることですが、コンピュータに繋いでモデムとして利用するだけでなく、USBから電源を供給してやれば、独立したWifiルーターとして使える点にあります。USB電源に繋いでやれば、ふつうの無線ルーターとして使えるわけです。

では、USBの電源をモバイル化すれば、HUAWEI E355をモバイル・ルーターの代わりに使えるはず!ということで早速試してみました。

HUAWEI E355をモバイルルーター化

使用したのは、スマホなどを充電するために最近の奥の機種が発売されているモバイルバッテリー。これにはUSB出力が備わっていますから、USB出力に直接HUAWEI E355を繋いでやれば、屋外でもPCに繋ぐことなく利用できるはず。

というわけで、手に入れたモバイルバッテリーにHUAWEI E355を繋ぎ、iPadをWifiで接続しているところの写真が上。ちゃんと接続できています。HUAWEI E355は普通のモバイルルーターよりずっと小型ですし、普通のモバイルルーターとは違い、USBモデムや(マイクロSDカードを入れれば)USBメモリーとしても使えます。そして、モバイルバッテリーの方は、お隣のiPadなどに電源を供給することもできます。つまり、一般的なモバイルルーターよりも多機能なシステムが出来上がる、というわけです。

docomoのiPhoneもSIMフリーにならず

私は現在ソフトバンクの携帯電話を使っています。なぜソフトバンクなのかと言うと、ソフトバンクがまだボーダフォンだった頃、海外でのローミングへの対応の良さを前提にキャリアを決めたからです。

現在は各国でSIMカードが安く販売されるようになり、海外でしばらく滞在する場合には、その国のSIMカードを携帯電話に刺して使うスタイルにしています。

現在使っている携帯はスマホではありませんから、そろそろスマホも考えようか、とは思っているのですが、日本国内で販売されているスマホのほとんどはSIMフリーに対応せず。その中で、docomoだけは手続きすればスマホをSIMフリー化するサービスを実施していました。

もし、docomoからSIMフリーのiPhoneが発売されたら、これを機にソフトバンクからdocomoに乗り換えて、iPhoneを購入しようかと思っていましたが、目論見は見事に外れたようです。必ずしもiPhoneにこだわっているわけではないのですが、iPhoneの他に候補かな、と考えているSonyのXperiaもdocomoからしか発売されていません。

キャリアを変えるとなると、家族の分も一緒に、となりますから結構面倒です。何か強いモーチベーションが欲しいところなのですが。

USB電源機器

最近は、海外旅行や出張へ出かける時の電子機器・電気機器が増えています。携帯電話にタブレット、電子ブックリーダー、髭剃り、パソコン、デジカメなどなど。一つ一つに別々のアダプターが付いていると、持ち運ぶのに結構かさばり不便でした。

ところが最近はUSBから電源を取れる機器が増えてきて便利になりました。USBから電源を取れれば、いざとなったらパソコンから電源を取ったり充電したりもできます。ACアダプターも、USB出力用のものは小型ですし、USB機器用には一つ持って行けば事足ります。USB端子の形が機器によって違うのはちょっと困りますが。

車のシガーライターからUSB電源を取るアダプターも一般的ですから、車の移動が多い場合にも、一つ持っていれば便利です。また、スマホを充電するためのポータブルバッテリーを一つ持っていれば、USB機器を充電したり、場合によってはポータブルバッテリーから直接給電して使うことも可能。

USB機器としては、携帯電話やスマホ、タブレットなどの充電用ケーブルは当然のことながら、他の機器でもUSBにすると便利なものがあります。

コンピュータ関連だと、以前紹介したWifiモデムなんてものもあります。似た商品としては、Wifiルーター(無線アクセスポイント)、ハブなどのネットワーク関連機器。

USBで充電できるデジカメや、GPS機器。リチウム電池を充電する充電器もUSBから給電できるものもあります。

USB接続したり、USBから充電できるLEDライトも使ってみましたが、結構便利です。テーブルの上で本を読んだり、ベッドに寝転がって読んだりする程度なら十分。LED付きのルーペもあります。

これ以外にも、USBから充電できる髭剃りは、購入しようかと思っています。

変わったところでは、USBから給電するハンダゴテ?!水槽用のポンプ(釣りの時に使う?)、充電式ライター、なんていうものもあります。

ACアダプターが付属している機器でも、入力がDC5Vとなっているものは、プラグの経常さえ合えばUSBから電気を供給できる可能性が大です。海外向けに購入した輸入品のスマホには、AC電源からのアダプターしか付属していませんでしたが、プラグの形状の合うケーブルを見つけて使ってみたら、USBから充電できました。

注意点としては、iPadや一部のタブレットは、必要な電流が2Aと高いため、対応しているUSB電源機器を使わない限り、正常に充電などができないことです。

SIMフリーのUSBモデム+Wifi HUAWEI E355

現在海外出張中です。私はいわゆるスマホを持っておらず、手元にあるのはノートPCやiPod、楽天KOBOなどです。初期の頃のAndroidタブレットは、パフォーマンスがあまり良くないので今回は日本に置いてきました。

海外ではSIMフリーの携帯電話に現地で購入したSIMカードを刺して使っています。通信にも、同じSIMカードを使ってデータ通信サービスを申し込み、現地で購入したUSBモデムを使ってPC経由でインターネットに接続していました。

しかしこれだと、iPod、楽天KOBOなどのWiFiを前提とした機器では使えません。そこでアマゾンで購入して持ってきたのがHUAWEI E355というUSBモデムです。

HUAWEI E355はUSBモデムですが、Wifi機能も付いています。つまり、iPodなどを直接インターネットに接続することができます。また、一度設定してしまうとPCのUSBポートに刺さなくても、USB電源に刺してやれば、Wifiルーターとして機能します。WiFiには5台までが接続可能です。

ちなみに、HUAWEI E355が対応している通信規格は以下となっています。

  • HSPA+/HSPA/UMTS/WCDMA 2100MHz
  • EDGE/GPRS/GSM 850/900/1800/1900MHz
  • HSPA+ date speeds up to 21.6Mbps
  • HSUPA date speeds up to 5.76Mbps
  • WiFi 802.11b/g/n

最近はコンセントから直接USB電源をとるアダプターも市販していますから、ホテルの部屋などでは電源に直接HUAWEI E355を繋げばwifi環境の出来上がり。

車のシガーライターに刺してUSB電源を取るアダプターを使えば、車内でwifiが使えるようになります。

また、次回やろうと考えているのが、スマホなどを充電するためのモバイル電源。これのUSB出力にHUAWEI E355を刺してやれば、モバイル・ルーターに早変わり。

もちろん日本国内でもSIMカードさえ手に入れれば同じように使うことができます。最近の高速通信には対応しておらず、機能的にはいわゆる3Gまでですが、メールやWEB閲覧、LINE、SKYPE程度であれば実用性に問題はありません。

日本では最近DoCoMoの回線を借りて、データ通信を安く提供するサービスが増えています。一番安いものだと月額500円を切るようですから、そのようなサービスを使えばバッチリ。

私はIIJmioというサービスのSIMを使ってみましたが、日本国内でもばっちりでした。ちなみに使った設定は以下。

Profile name:iij
User name:mio@iij
Password:iij
APN:iijmio.jp

HUAWEI E355の利用できる通信タイプや周波数の内、WCDMA 2100MHzがDoCoMoの3GサービスであるFOMAに対応しているそうです。

Google Nexus 4 の日本での発売

Google Nexus 4 の発売が発表されました。併せてGoogle Nexus 10の発売と、Google Nexus 7の新バージョンも。でもニュースを見てみるとNexus 10とNexus 7の、いわゆるタブレットは日本国内で発売されますが、Google Nexus 4の日本国内での発売は発表されていません。

うーん。Google Nexus 4は基本的にスマホであってタブレットではないので、日本の携帯電話会社との提携ができていない、ということでしょうか。

Google Nexus 4は「アンロック版を米国、英国、オーストラリア、フランス、ドイツ、スペイン、カナダで発売」だそうですから、SIMを入れ替えるだけで世界各国で使用が可能なはず。

アンロック版を購入してきて、日本でSIMカードを入れれば通信はできるのでしょうけど、通信は3G(W-CDMA:850/900/1700/1900/2100MHz)対応でHSPA+により、下り最大21Mbps、とありましたからLTEには対応していませんね。汎用性を高めて値段を下げた、という印象です。

Google Nexus 4は最新の Android 4.2 を搭載して、パノラマ写真とかも容易に作れるらしいし、ちょっと欲しいですね。発売されれば、誰かが手に入れてきて日本で使った経験をWEBに投稿してくれるでしょうから、その時を待ちましょうか。

シャルルドゴール空港とかで売っていたら、衝動買いしてしまう気もしますが。

インドネシアのSIMカードを購入

今日インドネシアの携帯電話ネットワーク用のSIMカードを購入しました。海外で使える、と言うか、海外から輸入された、いわゆるSIMフリー携帯は日本を出る前に通販で購入しておきました。Softbankの携帯は持ってきていてローミングは使えるのですが、相手からかけてもらうには日本への国際電話扱いになってしまいます。今借りている家には固定電話はなく、やはりしばらく滞在するとなると連絡先が欲しいので、携帯を使えるようにしておこう、というわけです。

入った通信会社のカウンターには女性が二人いましたが、僕の前に座った人はインドネシア語オンリー。こちらが英語で答えているのに平気でインドネシア語で話を進めてきます。すると、となりの女性が英語で助け舟。英語ができる人がいて良かった。

SIMカードと、追加の通話100000ルピア(約千円)を頼みましたが、合計額が103000ルピア。ということは、SIMカードは3000ルピア(約30円)なの?SIMカードをほとんどただにして通話料で利益を出すというビジネスモデルなのでしょうか。

早速SIMカードを入れてスイッチを入れて見ると、表示されたのが全部インドネシア語。電話番号をどのように登録したら良いのかもわかりません。困りましたが、メニューの中を片っ端から探してついに bahasa という文字を発見。これはインドネシア語で言語という意味です。その中に、English があったので、切り替えて表示が英語になり一安心。

しかし、基本的な設定部分は携帯電話自体に組み込まれていると思っていましたが、そうではなく、ほとんどの設定がSIMカードによってなされるのですね。ひょっとすると登録している電話番号なども、SIMカードに保存されているのだろうか。ちょっと研究せねば。

JAL国際線に無線LANインターネット接続サービス JAL SKY Wi-Fi を導入

JALが国際線機内でインターネット接続ができるサービスを開始すると発表しました。JAL SKY Wi-Fi サービスは、まず成田―ニューヨーク便から開始され、その後ジャカルタ線でも開始されるそうです。

9月にパリ便に乗る予定があるのですが、ニューヨーク、ジャカルタ便以外に関しては何も発表がないようですね…

ちなみに料金は1時間プランと24時間プランがあり、JALのクレジットカードで支払うと、料金が割引になるそうです。JALのクレジットカードも持っているので、早く全便にサービスを拡大して欲しい!

ほぼスマホ NEC-102と白ロム

ほぼスマホとは?

ほぼスマホというのは、最近広告を見かけるNEC、BIGLOBEの3G接続サービスに、スマートフォン「MEDIAS NEC-102」が付いたセットのことです。この「MEDIAS NEC-102」、調べてみたら装置としては通話機能も備えた「完全なスマホ」です。

なぜ「ほぼスマホ」なのかと言うと、どうやらBIGLOBEの3G接続サービスの方がデータ通信専用だから。つまり、「MEDIAS NEC-102」に通話機能があっても、通信サービスの方がデータ専用なので携帯電話としての通話機能が使えず、「ほぼスマホ」となっているわけです。

そうは言っても、「MEDIAS NEC-102」も機材はスマートフォン。使用しているOSはAndroid  2.3 ですから、若干古いとは言え、SKYPEやLINE、050 PLUSなどの通信用のアプリももちろん利用できます。つまり、本来の携帯電話ほど快適とは言えなくても、使おうと思えばそこそこ電話としても使える、ということ。特に良く通話する相手もスマホでLINEが入っていたら、楽勝、ということになります。

「MEDIAS NEC-102」はテザリングにも対応していて、5つまでのWiFi機器が接続できますし、カメラなどもかなり機能が高いですから、ちょっと、良いです。「MEDIAS NEC-102」の機能一覧はこちら。

MEDIAS NEC-102は白ロム対応

そして「MEDIAS NEC-102」の特徴の一つは、SIMフリー、いわゆる白ロム対応だということ。つまり、BIGLOBEのSIMを抜いて他の通話機能に対応したSIMを入れれば、通話機能も使えるはず…どうやら「保証はしない」ということになってはいるようですが。つまり「ほぼスマホ」はサービスのことであって、「MEDIAS NEC-102」という端末のことではないわけですね。

では海外での使用は、と言うと、まず思い浮かぶのが海外ローミングですが、BIGLOBE 3Gサービス自体が海外ローミングを提供していません。ですから、BIGLOBEから届いた「MEDIAS NEC-102」をそのまま海外に持って行っても、通信できない、ということになります。

一方で「MEDIAS NEC-102」の対応周波数帯は、W-CDMA(3G)が800/850/2000MHz、GSM/GPRS(2G)が850/900/1800/1900MHzだそうですから、海外でこの帯域でサービスを提供している通信業者のSIMに入れ替えさえすれば、理屈の上では動作するはず…です。試していませんが。

もし「MEDIAS NEC-102」単体で欲しい!という場合は、調べてみましたが、売られていないようです。AMAZONではひとつ前の機種MEDIAS N-06C なら手に入るようですが、これも普通単体では売られないはずですので、いつまで在庫があるのかはわかりません。「白ロムスマートフォン」で検索をかければ、手に入るSIMフリーのスマホが一覧表示されるようです。

なお、「ほぼスマホ」はその後アップデートがされてLTE対応のサービスになっています。

3GのUSBモデムを購入(プリペイド式)

マダガスカルでは首都のホテルでこそWiFiサービスが利用できますが、地方に行ったらWiFi接続は困難な状況。一般的に使用されている接続方法は、現地の携帯電話会社が売っているUSBモデムを使うもの。

僕が購入したのはマダガスカルの通信会社Telmaの販売する3GのUSBモデム。SIMカードとプリペイド式でチャージできるカードを一緒に購入。現在はまだホテルのWiFiが使えるので未使用ですが、明日の夜からは活躍してもらう予定。

3G USBモデム

ただ説明がフランス語ですから、その点がちょっと不安。

また、あらかじめデポジットした金額を使いきった後のチャージは、なんと、携帯電話へSIMカードを差し替えて、携帯電話を操作して追加料金をチャージしなくてはならないとのこと。ちょっと面倒。でも逆に言うと、データ通信用のSIMカードにも電話番号が割り振られていて、そのまま電話をかけるのにも使えるとか。うーん。わかりやすいようなわかりにくいような。

そして一般的には、SIMロックフリーだと思いますから、このモデム、マダガスカル以外でも、他の国でも、あるいは日本でもSIMカードを別途契約してさせば使えるのでは?という点。もちろん当面使う予定もないのですが、この辺の事情は詳しくないのでわかりません。SIMカードだけ入れ替えて使えるのなら楽なのですが。

でも、どうやらUSBモデムの価格自体はどこでもかなり安いので、訪問先の国でそれぞれ購入する方が確実かもしれませんね。

マダガスカルのUSBモデムによる接続はここのサイトに情報がありました。

シェラトンホテルではネット接続が有料?!

パリの空港で乗り継ぎの待ちのため、シェラトンホテルにチェックイン。各部屋には「高速インターネット」と書いた端末とLANケーブルが。早速接続してみると、「部屋番号と名前を入力してください」。はいはい、と入力して、ネットに繋がるかと思ったら…

「次のプランからお選びください」

と出てきて、最低で4時間10ユーロから。

おいおい、いまどきシェラトンクラスのホテルでネット接続が別料金なの?!

シャルルドゴール空港のシェラトンホテルだけなのかどうかはわかりませんが、ホテルで繋ぐのはやめて、空港のロビーで接続しています。

まだまだ無料インターネット接続が普及しきっているわけではないんだなあ。日本のホテルなら、もうほぼ常識だと思うんだけど。