海外ではクレジットカードのキャッシングがお得

以前から気になっていたことを、オーストラリアで試してみました。

それは、「海外ではATMを使って日本国内の講座の預金をおろすよりも、クレジットカードのキャッシング機能を使う方が得」という説です。

同じ日に連続してシティバンクのキャッシュカードと、楽天のクレジットカード(私が使っているのは楽天プレミアムカード)で、オーストラリア国内の同じATMを使って、20豪ドルずつをおろしてみました。ちなみに楽天カードはVISAのサービスを使っていますから、他のVISA系カードを使っても交換レートは同じはずです。

その結果、

シティバンク 1,777円(1ドルあたり88.85円)
楽天カード  1,664円(1ドルあたり83.20円)

かなりの差が付いて、楽天カードでのキャッシングの方が交換レートが良いことがわかります。これは、キャッシングの場合、為替手数料が請求されずに、銀行間の交換レートがそのまま適用になるためだと思われます。一方銀行のATMカードで現地通貨を引き出す場合、現金を交換する時と同様の交換レートに加え、VISAの手数料がかかると考えられます。

キャッシングの場合、もちろん利子を払わなければなりませんが、その利率は年18.00%。リボルビングにせず、次回の請求で一括支払うと、1,664円のキャッシングに対して利子は44円。利子を加算した金額を比べると以下になります。

シティバンク 1,777円
楽天カード  1,708円

つまり、クレジットカードを使ったキャッシングの方が、利子を払っても4%あまりお得、という結果になりました。

空港の両替所や銀行で現金を交換しても、通常数%の手数料がとられますから、多分、旅行先に着いてからATMでクレジットカードをキャッシング。利子を払う方が一番有利、ということが言えるかと思います。

ただし、海外の場合、ATMによってはATM使用料が請求される場合がありますから要注意。オーストラリア国内で数ヵ所で試してみましたが、銀行以外のATMは使用料が請求され、その額は1回につき2ドルから3ドル。

海外のATMでは日本のATMのように一回に100万円とかおろせず、オーストラリアではせいぜいが100ドル程度ですから、2ドルずつ手数料がかかるATMでキャッシングしたのでは大損になってしまいます。

シティバンクのATMや現地の大手銀行にあるATMを使えばATM使用手数料がとられる可能性は低くなると思います。